先天性欠損(大人乳歯)の方のインプラント症例
上顎2本の先天性欠損を
1本のインプラントで治療した症例
上顎右側3番が先天的に2本欠損し、乳歯が残っている状態の患者様です。インプラント治療を希望されて来院されました。
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- 患者様
- 40代・女性
- 治療の内容
- スペースが少ないため2本の欠損に対して1本のインプラントを埋入し、スクリュー固定式のジルコニア製のセラミッククラウン装着しました。
- 治療期間
- 初診時より完了まで7ヵ月間
- 費用
- 781,000円(税込)
治療前
審美障害もあり、ブリッジかインプラントかという選択から、周囲の歯を削りたくないという理由から、インプラント治療を希望されました。ブリッジにする場合は複数の歯を削る必要があり、ある程度の大きさのブリッジになってしまいます。
術前シミュレーション
(デジタルプランニング)
スペースが狭いため、術前のシミュレーションで 2本の欠損に対して1本のインプラントを入れる計画を立て、最終的な歯のイメージをコンピューター上でデザインします。デジタルプランニングを行うことによって、外科的侵襲の軽減が可能です。また、術前に院内ラボ(技工部)で仮歯をデザイン・作成することで、抜歯と同時に仮歯を装着できます。
インプラント埋入・仮歯装着
インプラントを埋入し、仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着しました。
治療完了
(最終的な上部構造を装着)
プロビジョナルで組織の安定を待った後、最終的な上部構造を装着しました。スペースが少ないため、2本の欠損に対して1本のインプラントを入れ、スクリュー固定のジルコニア製セラミッククラウンを作成し装着しました。
インプラント治療をご希望される方へ
標準的な治療の内容
インプラント治療は、何らかの理由で歯が抜けてしまった部分の顎骨に、チタン製の人工歯根を埋入して土台を作り、その上に義歯を装着することで、新たな歯を作る治療法です。
※インプラント治療の詳細はこちらでご紹介しています。
インプラント治療のメリット・デメリット
メリット
- 見た目の良い人工歯を装着できる
- 独立した歯を作るため、他の歯に影響しない
- 天然歯と同じような感覚で使用できる
- 骨がやせるのを防ぐことができる
デメリット
- 外科手術が必要となる
- 十分な骨量が必要となる
- 保険が適用とならないため、費用が高くなる
- 入れ歯・ブリッジよりも治療期間が長くなる
起こり得るリスク・注意点
- 術後に出血が続く場合があります。(うがいを頻繁に行わないでください)
- 術後に腫れや痛みが生じる場合があります。
- 下顎の場合、一時的に麻痺が生じる場合があります。
- 上顎の手術の場合、術後に鼻血が出る場合があります。
- 治療後は十分にメンテナンスを行わなければ、細菌に感染しやすくなります。
※当院ではさまざまなリスク回避への対策を徹底するとともに、術前・術後の注意点をご案内しています。
※インプラント治療のメリット・デメリット・リスクの詳細については、こちらでご紹介しています。
インプラント治療費
インプラント
(1本あたり)
45.3万円~47.3万円
(税込498,300円~520,300円)
※インプラント治療費の詳細については、こちらでご紹介しています。
当院では、患者様が治療を正しく理解し、納得の治療を受けていただきたいという願いから、「インプラント無料相談」を実施しています。自分に合った治療法がわからない、インプラントのリスクが心配、自分の場合の費用総額が知りたい、という方にご利用いただいています。治療に関する不安や疑問点は、どのようなことでもお気軽にご相談ください。